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2015年01月20日

エッセイ「Return to River」

エッセイ
「Return to River」

「Return to River」、アメリカのYahooで検索すると
コテージが一つ出て来るだけだ、
日本のYahooで検索してもこのブログが出てくるだけ、
しかし如何にも有りそうなタイトルである。

私が子供の頃近くに小川があり良く遊んだ、魚を取るのに
網など要らず手さえ有れば色んな生き物が取れた、
そんな生き物たちの一つが私の「小川感」を一変させた、
その生き物とは「トビケラ」の一種だ、川底の砂を集めて
巣を作り水中から水面、そして空中へと飛び立って行く
水生昆虫の一種である。

初めて「トビケラ」を手に取った小学生の私は
「この川は汚れてる」と思った、小川には生活排水も
流れ込んでいていたから余計にそう思ったのだろう。
小学校を卒業すると小川で遊ぶことも無くなり
やがて町を出て仕事に就く頃にはその小川さえ
都市化の波に消されてしまった。

貧しい家庭に育った私は、就職して賃金というものを
得ると色んな事に手を出したがどれも人並み以上の
レベルに達することもなく「浅く広く」だった。

それでも釣りと楽器と自転車はかなりのめり込んだ、
考えてみると釣りも楽器も自転車も普通の男なら
一度は手にしているはずである、そのためか職場を
色々異動しても誰とでも共通の話題を見つける事が出来た。

やがて結婚してまず楽器から遠ざかり自転車を降り職場の
駅伝チームにも付いていけなくなったが何故か釣竿だけは
形を変えて振り続けた。

色んな釣り道具を手にした、池の土手に生えてる矢竹を
使ったのは小学生の頃、近所の池でコイ釣りをしたのは
まず竹竿、その次に空き缶リール、これは空き缶に釣り糸を
巻き吸い込み仕掛けを投げる、竿なし手動スピニングリール
ってことになる、その次はスピニングリールとロッド、
その頃はまだ安い竹の六角スピニングロッドが売っていた、
1960年代の話だ。
20代になるとヘラブナ釣りを覚え、手首が痛くなるほど
釣れたことも有った、次にルアーフィッシング、クローズドフェイスリールに
始まり、ベイトキャスティング、スピニング、その頃はまだルアーを
やっている人は少なくいつも池は独り占めでルアーを
ポチャポチャ投げていれば雷魚が勝手に寄ってくる状態だったが
バスはまだ定着している池はほとんど無かった。
やがて自分で作ったルアーで雷魚が釣れるようになる頃
ルアーフィッシングがブームになり近所の池が賑やかになり
リリース問題や池の周りの近所迷惑などの問題が出てきて
ルアーの道具を職場の後輩にゴッソリ譲った、その頃すでに
次の釣りを考えていたそれがフライフィッシング、
20代の頃一度トライしたがキャスティングがままならず
挫折していた、そう、私は全て自己流なのです。
二度目のフライフィッシングにトライするために私は考えた、
「いきなり本命を狙うからダメなんだ、まずは身近な魚を狙えば良いのだ」と。
久しぶりに川で「シラハエ」(正式にはオイカワと言う)
をキャスティングを練習しながら釣る、
なんとか投げられるしポツポツ釣れる。
次はブルーギル、バカでも釣れる、フライを水面の
2センチ上でぶら下げると飛びついてくる。
琵琶湖で釣りをしてる人の横でフライロッドを
ギンギンに曲げるのでした。
次はバス、これまたロッドが弓なりで楽しい。

さて渓流へ行こう、ロッドも3番をメインにする、
鈴鹿山系には渓流が沢山有るがとりあえず近場の
滋賀県へ行く、三重県にも有るが険しく初心者の
自己流は危険である。

さて釣りにも色々種類が有って流行っている釣りも
有れば廃れて消えそうな釣りも有る、その中で
フライフィッシングの位置付けや如何に、
映画「A River Runs Through It」が流行り
日本でもこの釣りをする人が爆発的に増えたが
いつの間にか釣具屋からフライ用品の棚が消え
ブームも何処・・・
そりゃ映画のような魚はこの日本の自然の
中にはまず居ないからね、期待して始めた人は
がっかりしてやめるよね。

フライフィッシングはやってる人の少なさの割には
ウェブサイトやブログをやってる人が多いと思う、
何故かと考えると至極当然な事なのです、
まずほとんどのフライフィッシャーはリリースする、
リリースするなら写真を撮る、せっかく撮ったなら
皆んなに見てもらおう・・・となる、
私もその流れに乗ってホームページを公開し始めた
何時から始めたのか忘れてしまったが2000年の頃?
(誰かご存知の方おられますか?)

そのタイトルこそ「Return to River」なのです、
私のネット上での名前を「おいかわ」としているのも
子供の頃川にいくらでも居て遊んだ魚を選んだ訳で
フルネームにすれば「おいかわ むつお」です
オイカワとカワムツを入れてます。

その頃はまだ昔の川の記憶を忘れないためにタイトルを
決めたつもりでしたが義理の父そして妻と相次いで肺癌で
亡くしさらに自分まで入院や手術、その間二年ほど釣りから
離れてまた川に戻る事が出来ました、
それも「Return to River」だ!と感じた

今までアマゴや岩魚を釣っ来てそれらの魚の事も知るようになって
鮭や鱒も川で生まれて川に戻る・・・
「Return to River」じゃないか!
と確信した。

私にとって「Return to River」とは
三つの意味がありました、

幼い頃の記憶、
試練からの復活、
鮭や鱒の帰巣本能、

以上
私の「Return to River」への思いです。


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