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Posted by naturum at

2010年06月24日

そろそろ釣りに行きたいねぇ

石徹白での釣り以来川から遠ざかってます
そろそろ釣りに行きたいんですが天気が・・・
平日に晴れたり休日直前に増水したりして
なかなか釣欲が湧きません。

iPod TouchのOSがバージョンアップしたので「ibook」
と言うアプリをインストールしてPDFファイルをブック形式に
変換して同期すると見事に表示されました。

近場の川の希少魚やサクラマスの事とかイワメの事とか
本箱に入りました。

もう1つこんなアプリも見つけました、
「炭焼き物語」おっと出た!コミックですが読むのが
楽しみです。


しかし・・・・・
画面が小さーーい!
ipadではポケットに入らないもんね。

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Posted by おいかわ at 20:07Comments(2)普段着日記

2010年06月13日

ナイス!

そろそろ梅雨なので直前の好天に何処かへ
釣りに行きたいところですが今一乗りません。
ボーナスをもらったのでちょっとミュージックを
ダウンロードしました。

Wencheの「I'm a country girl」タイトルがそのまんま。
この人私好み(歌ですよ)ドリー・パートンの曲も入っていて
声も迫力有って正統派のカントリー歌手です。

次はテイラー・スウィフト、多分説明の必要は無いと思います、
つい2アルバムDLしてしまいました。
画像の左は鈴木一平(マイナー!!)

三人目はJoey Danielsです、Good!唄い方も声も
シャナイア・トウェインに似てます。
画像の左がジミー・マーティン、右側がジョン・フェイヒーで
二人のオッサンに囲まれて可愛いさ際立ってます。

また釣りに行く道が楽しくなります。

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Posted by おいかわ at 01:33Comments(0)Music

2010年06月06日

「朱点の誘惑」

「朱点の誘惑」

奥美濃の秋の陽は瞬く間に山に隠れ、黄昏から
漆黒に変わる頃白鳥の西の桧峠を幾つかの松明の
列が木々の間から洩れながらゆっくりと登って行く、
その同じ頃一山越えた石徹白のとある茶の間では。

「爺ちゃん、とうちゃんは?」
「とうちゃんはなぁ村のために今大変な事してんだ」
「まだ解らねえかなぁ」と言いながら竜之介は壁に掛けてある
アマゴのはく製を下ろして来た。
「こいつを運んでるんだ、綺麗だろ、竜一郎が立派な漁師に
なる頃はヤマメかアマゴのどっちが釣れるんかのう」
「あ!こればあちゃんの大切な箱の中に入ってた」
とアマゴの朱点を指さしながら竜一郎が言った
「あれはガラス玉じゃ」と言う竜之介の小声に
「解ってましたよ」とばあさんはほほ笑んだ。

さて、話を峠道に戻すと、二番目を歩くのは久藤竜太郎と言う
石徹白の専業川漁師、背中には一斗樽、樽の中身は郡上の
アマゴである、この昭和4年時点にすでに九頭竜川中流には
発電堰堤が築かれていてサクラマスは上れなくなりその影響か
上流のヤマメさえ減少傾向であった、竜太郎は予め郡上のアマゴの
習性や生態を調べ河川残留率が日本海へ流れる川のヤマメより
高い事を付き留めていた、樽の中の水温上昇を避けるためと
水がこぼれにくくするため小さな穴を開けただけの蓋をして
内部が真っ暗になる事への対応で新月の夜に決行した。
樽の中身はただアマゴが入っているだけではない、
酸素補給装置などなかった当時にどうしたのか?
炭を使ったのだ、まず底に炭を敷き詰め笊を乗せて錘の
石を乗せ谷の水を入れ炭の粉を溢れさせてやっとアマゴを
入れるので見た目より重く23センチから25センチの
親アマゴはそれほど沢山入る訳ではない、一樽6匹で
8樽、総数48匹、先頭は地面を丹念に見て出来るだけ
石ころを排除して後ろの担ぎ手の歩くルートを指示する、
二番手からは前の足を見ながら忠実に着いて歩く。
歩き始めてからすでに一里ほど歩いているが無言で
歩いている訳ではなく民謡を歌っている、水の揺れを防ぐための
リズムが乱れる事を防ぐのだ、しばらく「郡上節」を唄って
いたが道が険しくなって来た頃、乱れかけたリズムを整えるために
歌を変えようと竜太郎が合図を出した。
「さーて歩調を整えますよ!」
唄うのは歩調を合わせるだけでなくクマよけのためでもある。
次の歌は「即興桧越え節」と言い一人ずつ即興で歌詞を作って
唄っていく、最初に竜太郎から唄い始めた。
「♪杖突いて一里 這って一里 やっと越えても 転げて一里
杖の替わりに 桧を切れば 着いた頃には 摺り近木替わり♪」
こんな調子で唄い継いで峠を上って行った。
そして峠を越えて30分ほどでアマゴを放流する淵に
着き樽の蓋を開けると死んだアマゴが10匹、今にも
死にそうなものも2匹、生き残った36匹のアマゴは淵に放たれ
放流出来なかった12匹はすぐにさばき近くの作業小屋で
皆で焼いて食べた、この時の36匹のこそ九頭竜水系に
入った最初のアマゴであった。

その後も竜太郎は川漁師の傍ら何度もアマゴの移植を
繰り返し九頭竜川の発電堰堤より上流はほとんどの
流域でアマゴが釣れる様になった、その実績をかわれ
漁協の会長になり竜一郎が一人前の川漁師になった頃
職業としての釣りをやめると村会議員を経て村長になり
行政手腕を発揮した。

石徹白は古くから白山の信仰登山や修行の宿泊基地になって
いたので山間の小さな村にもかかわらず栄えていたが戦後に
なって信仰の登山者は減り修行者もほとんど来なくなって
しまった、そして初めてこの川にアマゴが移植された頃少年
だった竜一郎は村で最後の専業川漁師になっていた。
まだ数人専業川漁師が居る頃から竜一郎は村一番の腕前に
なっていて山の向こうの郡上でも少しずつ名前が知られ
「郡上の満作、石徹白の竜」と囁かれていた、そんな噂も
竜一郎の耳に届き一つの行動を起こした。

川漁師としてはまだ若い部類の35歳の竜一郎が
郡上に電話を掛けた「もしもし?満作さんでしょうか?
都合が良い日に一度アマゴ釣りでお手合わせ願えないでしょうか?」
「あー、あんたが石徹白の竜って言う川漁師か?・・そうだねぇ
一度一緒に釣ってみましょうか」
「有難うございます勉強させて下さい」とは言ったが気持は
「絶対沢山釣ってやる」と吠えていた
あの手この手と色々策を練って郡上へ赴くと満作さんは
余裕の顔で迎えていて
「ここから上流を2時間釣りましょう」と言う
ただ竿一本で釣ると言う事以外にルールを設けず釣りに
掛かった。
竜一郎も満作さんもどんどん釣って行きあっと言う間に
2時間が過ぎ満作さんの家で魚を出して比べると
竜一郎が20センチから30センチのアマゴを30匹
満作さんはと言うときっちり23センチのアマゴを
20匹、それを見た竜一郎は「あ!」と言って肩を落とした。
「竜さん、気付いたね?あんたまだ若いからそれで良いんだよ
ワシも若い頃良く言われたもんだよ
”こんなシケたアマゴ店で出せるか!!”ってな」
竜一郎が釣った30匹のアマゴにはハリスが絡んだ
傷が有ったり鱗が剥がれていたものが結構混ざっていて
竜一郎は勝負をする事に夢中になってただの凄腕の釣り人
になり下がっていたのだ、
「ワシらはなぁ競争は無意味なんだ、魚を沢山釣る事に
意味は無えんだ、必要な魚を必要な分釣るだけだ、
確かに郡上へアマゴを食べに来るお客さんは口も目も
肥えている、だからワシは綺麗なアマゴを型を揃えて釣るんだ、
でもなぁ、今日の竜さんの釣りは食べるお客さんの
事を考えて無えなぁ、石徹白には高級料亭も高級旅館も
無いだろうが来てくれるお客さんに違いは無ぇ
あんたまだ若いんだこれからはお客さんの顔を想像して
釣ろうや、せっかく先代の竜さんがこの郡上から大変な
思いをして石徹白へ入れたんじゃねえか、生かそうぜ、
なあ竜さん、あんたならきっと出来るよ」
「恐れ入りました、私が未熟でした」
「いやいや、腕は確かだよ、漁師って事を忘れねえ事だな
石徹白にはイワナも居るじゃねえか、良い仕事が出来るぜ」
竜一郎は急いで石徹白へ帰ってするべき事を考えるのだった。

10年ほどの時が過ぎ竜太郎が村長を退く前年に石徹白の
村にもスキー場が出来る話が出て来たがしばらく竜太郎は
反対していた、しかし二つの条件を出して受け入れる事にした
第一に従業員に村の人たちを大勢使う事、第二に大きな
宿泊施設を作らず民宿やペンションをメインにする事
この二つの条件によって冬の雇用が確保され石徹白の村は
年中人の絶えない村になった、竜太郎は最後に大きな
仕事をしてただの村民に戻り代々続く久藤家の長の
呼び名である「竜爺(タツ爺)」と呼ばれたが72歳で
他界した。

そして話は現在2010年春、石徹白に初めてアマゴが
移植されて80年ほど経過し東海地方では最も有名な釣り場
となりアメリカのあるの映画の影響でフライフィッシングの
ブームが訪れたがアメリカの広い川と日本の狭い川の
余りのギャップでブームがしぼんだ、しかし、いち早く
C&Rのエリアを設けて魚の自然繁殖が確認されると釣り人が
増えて来た、川では何時も誰かが竿を振り流れにはそこかしこに
アマゴやイワナが泳ぎ時として水面を破って姿を現す。

ある日一人のフライフィッシャーが見えているイワナを
相手に苦労している所に爺さんがやって来た、竜一郎だ、
もちろん手には竿を持っている、
「若いの!どうだい?」
「ダメです全然相手してくれません」
「そうじゃろう、最近釣り人が多くなってスレとるんじゃろう
ここ空いとるかのう?」
「はい、良いですよ」
フライフィッシャーは腕前を拝見する事にして少し下がった、
竜一郎はテンカラ仕掛けで流れの芯に毛バリを入れると
「あ!そこはさっきフライを流しましたが出ませんでしたよ」
「いや居るよ、あんたの毛バリが無視されただけや」
するとすぐに竿が曲がった、と思った直後竜一郎は糸を緩めて
「ん?小さい」と一言言い毛バリを水から出した、一歩前進して
底に岩が沈んでいる前に毛バリを入れ岩の横を流すと毛バリに
付いた金色の球が水面辺りに見える直前で良い型のアマゴが反転してくわえた。
フライフィッシャーが掛かった魚をわざと外す技術と毛バリを
流す見事な竿さばきに見入って唖然としているうちに釣った
アマゴを手にした竜一郎はすでに土手に上がりかけていた、
「あ!お爺さんここはキャッ・・・、素早いなぁ、しかし
すごい腕前だ、何者??」
その時土手の上にはちょうどお巡りさんが自転車で
通り掛かって来た。
「あ!お巡りさん、あの爺さんここで釣って持って
帰っちゃいましたよ」
「あー、あの爺さんは竜爺と言って私たちには何も
言えないんだよ、漁協には言ってるんだけどね」
「そんな事で良いんですか?まずいでしょう?」
「実はね、大変な人なんだよ」
お巡りさんは仕方なく石徹白にアマゴが移植された
経緯から延々と話さなくてはならなくなり
長い話を聞き終えたフライフィッシャーは
「それはそれ、これはこれ話は別問題でしょう」
「すまないが我慢してくれ、せめて爺さんの目が黒いうちは・・・」
と言いながら自転車に乗って立ち去ってしまった、
こんな事が何度か有り村の問題になりかけていた。

夏になり川沿いの木陰で老人と青年が座って話している
竜一郎と竜太郎である、久藤家の長男は竜太郎、竜一郎、竜之介の
三つの名前を継承する事になっているので竜一郎の父と孫は同じ
名前になる、竜太郎の父である竜之介は川漁師になる事を諦め
アマゴとイワナを養殖している、
「爺ちゃん、このあいだ父ちゃんの養殖場に誰かが飼料を売りに
来てさぁ父ちゃんがすげー怒ってたよ、持って来た写真を見て
”こんなんアマゴじゃねえ!帰れ!”って、業者は速く育つとか
派手で綺麗に見えるとか言ってた、南の方から来た感じだったなぁ、
あれ、今日は竿忘れたんか?」
「忘れた訳じゃねえが最近ますます目が見えんようになって来たし
リリースリリースってカタカナ言葉言いやがってうるさくてかなわん、
そろそろ潮時かのう」しかめっ面と諦め顔を足したような顔でそう言った。

「ところで竜太郎、この村で生きていくんか?」
「あったりまえだよ、こんな良い村出てたまるかよ冬はスキー場で
働いて春から秋にかけて釣りのガイドをしたり、出来ればフライの
ショップをやりたいなぁ」
「竜太郎なら何でも出来るじゃろう、手先も器用だからなぁ、わしが
老眼で見にくくなったころ中学生のおまえが夕まずめ用にハリス付きの
毛バリを作ってくれたのが助かったなぁ、良いアマゴが沢山釣れたぞ」
その時近くの岩のそばで大きな魚がライズした、
「爺ちゃん、こんなフライ巻いて来たんだ」と言って
竜爺に見せたのは黒いフライ、「タンデムアントパラシュート
って言うんだ、地面にはアリもウロウロしてるしな」
「カタカナは苦手じゃけどこれはアリか?」
「そうだよ、水面にやっとへばりついてるアリとそいつの尻につかまって
水中でもがいてるアリの様子をフライにしたんだ、今ライズしたイワナを
釣るから見ててくれ」
「ここの見える魚は手ごわいぞ!釣れるかなぁ?」
後ろに置いてあったロッドを手にしてフライを結び三回のフォルスキャスト
の後フライは岩を目がけて飛んで行く、フライはスピードを落とす事無く
岩にコツンと当たり巻き返しの弛みに落ちゆっくりと流れ始める時静かに
消えた、
「ヨシ!」一瞬の呼吸をおいて立ったロッドは
満月に曲がった、
「お!下のアリを吸い込みやがったな、見事じゃ、また腕を上げおったな」
竜太郎は大イワナを寄せながら左手の親指を立てて見せた、
大イワナはすぐに流れに放たれ竜太郎はすぐにロッドを仕舞った、
「一匹で良いんか?」
「充分だよ爺ちゃん、沢山釣る事に興味は無いよ、納得の一匹に尽きるんだ、
ガイドをするようになったら爺ちゃんやオヤジから聞いた色んな事話して
やるんだ、そうすりゃ釣れたアマゴやイワナがもっと綺麗に見えるだろ?」
「そうじゃなぁまったくその通りじゃ、釣りだけが釣りじゃあ無ぇ、
色んな物が見えるやつが一番の釣り人かも知れんなぁ」
爺さんと孫は互いに納得し合い同じ家路へと足を運んだ。

数日後久藤の本家に村で一人の医者が駆けつけた、竜一郎が倒れたのだ、
そのニュースはすぐに村中に広がり久藤一族の男衆が集まりさらに多くの
人たちが集まり如何に久藤家がこの村で重要な家族かを物語っていた
医者は常に脈をとり時計を見る、
「先生、オヤジは?」
「うーーん、今夜越せるか・・難しいかも知れん」
固唾をのんで見守っていると微かに声がしている
「竜之介・・」
「オヤジ!無理するな!」
「釣りばっかりして何も残せんですまんなぁ」
「オヤジの釣りの技はみんな受け継いだぞ」
「竜太郎・・」
「爺ちゃん、何?」
「おまえは釣りの心と技を極めてアマゴやイワナを
護ってくれ」
「うん、ずーっと護って行くから!」
「竜男や竜哉も家族や村を大切にな・・・・ゴホッゴホッ」
と咳き込んだ直後息は途絶えた。
脈が止まった事を確認した医者は「残念ですが息を引き取られました、
竿一本で家族を守り何度も村を助けました、大きな人でした」
その時誰からともなく歌が聞こえて来た
「杖突き一里 這って一里 やっと越えても 転げて一里」
歌声はすすり泣く声に交ざって聞こえ
「杖の替わりに 桧を切れば 越える頃には 摺り近木替わり」
誰かが唄う先代の竜太郎の詩に続き竜之介が竜一郎の詩を
唄う「鹿に出合えば 鹿に聞け 猿に出合えば 猿に聞け
クマはそろそろ 籠ったか? クマより怖い 山の神(奥さん)」
組合の寄り合いでは何時も笑いを誘うのだがこの日ばかりは涙を煽る、
その時、外から漁協の組合長とおまわりさんが駆け込んで来た
「竜爺!すまねぇ、最後まで気兼ねなく釣りをさせてやれなくて・・・」
「俺たちが刈入れ時で忙しい時に何も言わずきっちり型を揃えて用意してくれた
”ここの魚はみんなのもんじゃ”って言っとったのに何も恩返しも出来ず・・・」
青年竜太郎も唄い始めた
「白山見上げて 毛バリを打てば 淵の影からイワナが出るよ
 昔話を 爺様に聞けば 釣れた魚に 皆惚れる」

弔いの唄は一晩中続き葬儀の最後に喪主の竜之介が挨拶をした
「皆さん、父の葬儀にご列席誠に有難う御座います、今も天国の川で
竿を振っている事でしょう、祖父の竜太郎から父の竜一郎へそして
私へと継いだ形見はこの川に棲むアマゴやイワナと思ってますが
村の人々そして釣り人や訪れる人々への形見でもあります
愚息と共に護って行くつもりです、祖父や父には遠く及ばないとは
思いますが今後とも宜しくお願いします」
「竜之介さん!みんなで護って行くからな!」
「みんなでやって行こうなぁ!」
「有難う御座います、有難う御座います」

葬儀は終わり1年が過ぎ静かな村の川には数人の釣り人が
竿を振り釣れた魚を笑顔で流れに戻す、在りし日の
竜爺さんが何時も竿を振っていた流れの横には2体の
銅像と記念碑が建っている、記念碑に何と書かれていたか
ここに書くまでもあるまい。

こうして「朱点の誘惑」は語り継がれて行きました。

終わり

参考書籍
鈴野藤夫 著「峠を越えた魚」平凡社

「峠を越えた魚」と言う本を買い読んでいるうちに
「朱点の誘惑」と言うテーマが浮かびましたがなかなか構想までは
出来ませんでした、ところが初めて石徹白のC&Rで釣りをして
一気に構想が浮かんできました。
物語の主人公は架空の人物ですが石徹白にアマゴを移植したのは
須甲末太郎と言う実在の人物です、文中では川漁師として書いていますが
漁協の組合長を経て石徹白の村長にもなった人です、晩年には
さながら仙人の風貌だったそうです。
もう一人、郡上には古田満吉さんと言うすごい専業川漁師が
実在しシーズン中に400キロ以上のアマゴを釣っていたそうです
もちろん高級料亭や旅館に納めていたので綺麗で型の揃った
アマゴばかりだったそうです。
この物語の中の「即興桧越え節」は私が勝手に考えました
もちろんメロディーは有りません。
これを読んでから石徹白で釣れた魚がさらに綺麗に
見えたら私は嬉しいです。


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Posted by おいかわ at 21:33Comments(4)短編小説、その他

2010年06月05日

前半のまとめと予告

渓流シーズンも前半が終わりました
私が良く行く川はほとんど前半だけで終わったような
物です、後半はタイイングを増やしヤマビルを避けて
ボチボチやって行きます。

今年は釣行回数が多くほとんど毎週行っていた様に
思います、やはり「渡り廊下の谷」の3週連続が
一番楽しかったです。
初めて入った「蘇り谷」や「箱庭の谷」もお気に入りに
値するので大きな成果でした。
「リオ・ボラーレ」は漁協の今後に期待したいんですが
どうでしょうね、(期待薄)
まあヤマビルを避ける近場の釣り場としてギリギリの
選択の範囲でしょう(??)

石徹白は良いと思いますが小遣いの節約が前提と
なりますがシーズン中に2回は行きたい、3回はちょっと厳しいかも。

さて予告は?
短編小説の第4弾です、
初めて石徹白に行って今まで書こうと思っても
構想に行き詰っていたテーマが沸々と湧いて来て
ただ今ラストシーンを書いています、
ラストまで書いてから足りない部分や余分な部分を
足したり消したりします。

今回の舞台はもちろん石徹白、
ミュージックも有ります、今回のミュージックは
日本民謡!題名は「即興桧越え節」もちろん
そんな民謡何処にも有りません私が勝手に
歌詞を書きました、メロディーは無いので
皆さん勝手に曲を付けてみて下さい、

「杖突き一里 這って一里 やっと越えても 転げて一里
杖の替わりに 桧を切れば 越えた頃には 摺り近木替わり」

石徹白へ入る桧峠の昔をイメージしましたが
即興なので一番の歌詞に続いて他の人が歌詞を作りながら
唄い続けて行くと言う民謡です。
東北の「ドンパン節」も即興ではなかったでしょうか。


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Posted by おいかわ at 16:43Comments(0)普段着日記